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IoT

「IoT」とは「Internet of Things」の頭文字を取った単語のことで、日本語では一般的に「モノのインターネット」と呼ばれている。IoTを簡単に説明すると、「身の周りのあらゆるモノがインターネットにつながる」仕組みのこと。

これまでも、パソコンや携帯電話などのモノがインターネットにつながっており、IoTではこれまでインターネットとは無縁だったテレビやエアコンがインターネットにつながることにより、モノが相互通信し、遠隔からも認識や計測、制御などが可能となる。人が操作してインターネットにつなぐだけ ではなく、モノが自らインターネットにアクセスすることがIoTの特徴である。このようなIoTの普及の背景には、センサーの性能向上や低価格化、クラウドサービスの普及や通信料金の低減などが考えられ、身近なところでは、スマートフォンの普及もある。

例えば、ゴミ箱にセンサーや通信機能を搭載し、回収ルートを最適化する「スマートゴミ箱」。海外では、年間約2億円のコスト削減効果を上げる都市も出ている。センサーでゴミの蓄積量を把握。情報をインターネット経由で送信する。管理画面には、ゴミ箱の位置やゴミの蓄積情報などが表示され、いっぱいになったゴミ箱には赤色のアラートが示される。こうした情報を基にゴミ箱を巡回することで回収ルートを最適化し、作業員の人件費や車両の燃料費を削減する。

スマートゴミ箱を利用したサービスは、海外で導入が進んでおり、大きな効果を上げる都市も出ている。米フィラデルフィア市では、市内約700個のゴミ箱をスマートゴミ箱に替えたところ、回収回数が週17回から週2回になり、年間約2億7000万円かかっていた回収コストを約9000万円に削減できた。

医療の分野においても、例えば血圧計に携帯電話通信(3G)モジュールを組み込んだサービスや(オムロン社 MedicalLINK/メディカルリンク)、ヘルスケア機器とスマートフォンの間で無線通信(Bluetooth通信)を行い、スマートフォンを通じてクラウドサービスにデータ連携し、医療従事者が自宅にいる患者の状況をいつでも把握できるようなサービスも登場しつつある。(当社サービスである「からだパレットライン」もその一例)

日本においては、遠隔診療の広がりや地域包括ケアシステムの広がりによる在宅医療の広がりに伴い、2025年の医療分野におけるIoT関連機器・システムの国内市場は、2016年比2.2倍の1685億円であるといわれている。

 


メディエイドにおいては、これまでヘルスケア機器とスマホの間での行われるBluetooth通信やUSB通信(PHDC通信)、NFC通信などによるヘルスケア・データ連携を実現した様々なアプリを開発してきました。

ここでのヘルスケア・データ連携アプリ開発でのノウハウを元に、アプリ開発の受託や、アプリと連携をするヘルスケア機器開発の支援、アプリと連携するクラウドの仕組み構築などを行っています。

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