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マイナポータルは、政府が運営するオンラインサービスで、個人のマイナンバーを利用して、様々な行政サービスや自分の健康・医療情報にアクセスできるプラットフォームです。マイナポータルを活用することで、以下のようなサービスを利用することができます。
またマイナポータルにおいては、以下のような医療ヘルスケア関連の機能も提供しています。
参考リンク:デジタル庁 マイナポータル
マイナポータルを通じて、以下のような医療ヘルスケアについての情報を取得することができます。
・健康保険証情報
保険者名、被保険者証の記号・番号・枝番などの被保険者資格情報。PDF保存・提示可能。
・診療情報・薬剤情報・処方情報・調剤情報
医療機関・薬局での受診・処方・調剤に関する情報(ジェネリック切替による自己負担軽減額含む)。手術情報も含む。対象は過去5年分。
・医療費通知情報
医療保険による毎月の医療費通知。閲覧対象は2021年9月以降で、毎月11日頃から前々月分まで表示。e‑Taxでの医療費控除申告も対応。
・予防接種情報
自治体で管理される予防接種履歴(四種混合、BCG、日本脳炎、新型インフルエンザ等)。PMHによりリアルタイム提供開始。
・特定健診情報・後期高齢者健診情報
メタボに注目した健診結果を含む情報(特定健診第3期・第4期)。実施日別で経年比較可。
・検診情報
がん・肝炎ウイルス・歯周疾患などの検診実施履歴と結果。
・医療保険資格・給付情報
健康保険・後期高齢者医療の資格情報、出産育児一時金や高額療養費などの給付実績。
・医療保険の支給調整用情報
制度間の支給調整に使われる補助的な資格・給付内容情報。
・学校保健情報
生活保護家庭等向けの学校感染症や学習支障となる疾病に関する医療費援助情報。
・病患者支援情報
指定難病に関する特定医療費の支給開始・終了・支給年月。
・医療保険情報の提供状況
マイナポータルを通じて各情報が提供された履歴(提供済み・未提供など)。
個人の医療データを簡単に確認・管理できます。これにより、健康情報を適切に把握し、医療機関や薬局とスムーズに情報共有ができるようになります。特に、診察や処方の際に、正確な医療データがリアルタイムで利用できる点は、患者の利便性と医療の質の向上に大きく貢献します。
また今後、政府の進める電子カルテ情報共有サービスを通じて、電子カルテで入力される6情報(傷病名、アレルギー情報、感染症情報、薬剤禁忌情報、検査情報、処方情報)が、マイナポータル上でも参照できるようになります。なお電子カルテ情報共有サービスとは、患者の診療情報を電子的に全国の医療機関や薬局で共有するための仕組みです。具体的には、紹介状送付、健診文書閲覧、6情報(傷病名、アレルギー、薬剤禁忌、感染症、検査、処方)の閲覧を可能にするサービスであり、この中の6情報が、マイナポータル上でも参照可能となります。
電子処方箋が開始されると、電子処方箋の引換番号をこのマイナポータルから取得することができるようになります。オンライン診療を受けて医師から電子処方箋が発行されると、これまでのように紙の処方箋を受け取ることができません。そのような場合に、医療機関から電子処方箋を発行してもらい、その電子処方箋に紐づく引換番号を、利用者はマイナポータルを通じて取得することができますので、利用者が利用したい薬局にその引換番号を送信することで、紙の処方箋のときのように自由に薬局を利用することができるようになります。
PHRプラットフォームとマイナポータルは、患者が自分の医療データを一元的に管理するために重要な役割を果たします。マイナポータルで取得したデータをPHRアプリに取り込むことで、患者や医療機関との情報共有がより効率化され、診療の質を向上させることができます。
メディエイドでは、PHRプラットフォーム「LiNQ-CIRCLE|リンクサークル」を通じて、マイナポータル連携アプリ「マイナパレット」をPHRアプリ「LiNQ-Palette|リンクパレット」にて提供しています。このリンクパレットを利用することで、特定健診データや薬剤データをマイナポータル経由で取得し、医療機関や薬局との情報共有がスムーズになります。
メディエイドが提供するPHRプラットフォーム「リンクサークル」は、健康管理と医療DXを推進するためのPHRプラットフォームです。PHRデータの一元管理と連携を可能にすることで、患者のQOL(生活の質)向上に貢献します。
医療機関や企業・団体でPHRアプリ(患者さん向けアプリやヘルスケアアプリ)の開発や、マイナポータルとの連携開発をお考えの方は、メディエイドの提供するサービスを紹介するページをご覧ください。
▶PHRアプリやヘルスケアアプリ開発(医療DXソリューションサービス)ページはこちら
PHRについての詳細な解説はこちら
PHR(パーソナル・ヘルス・レコード)は、生活者・患者が自身の健康情報をデジタルで管理し、必要に応じて医療機関と共有できる仕組みです。医療従事者向けのPHRコミュニケーションツール「LiNQ-Pad(リンクパッド)」はこのPHRの活用をさらに促進し、より高度な医療サービス提供を可能にします。PHRについての詳細は解説は以下のページをご覧ください。
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