Glossary
LINE株式会社が提供するWebアプリ開発のためのプラットフォームで、LINEアプリ内で動作するWebアプリ(いわゆるLINEミニアプリ)を構築するための仕組みです。
ユーザーはLINEのトーク画面やメニューからアプリを起動し、別アプリをインストールすることなく、フォーム入力や予約、データ閲覧、チャット連携などをそのままLINE内で完結できます。
医療やヘルスケアの分野では、「使い慣れたLINEを活用する」ことで、デジタルに不慣れではありながらLINEは利用している高齢者層にもやさしいユーザー体験を実現できる手法として注目されています。
LIFFには以下のような特徴があります。
1. LINE内で完結するシームレスなUI
ユーザーはアプリのインストール不要で、LINE公式アカウントのトーク画面から直接Webアプリを起動可能。LINEの操作性のまま情報入力や機能利用ができ、離脱の少ないユーザー体験を実現します。
2. LINEログインやプロフィール情報の取得
LINEアカウントと連携することで、ログイン状態の保持やユーザー識別、パーソナライズされたUIの提供が可能。PHR(パーソナルヘルスレコード)との連携にも適しています。
3. Webベース開発による低コスト・短納期
LIFFアプリはWebアプリとして構築できるため、iOS/Android向けに個別開発する必要がありません。ネイティブアプリよりも開発・運用コストを抑えられ、リリースも迅速です。
4. LINEプラットフォームの豊富なAPIとの連携
位置情報取得、LINE上でのメッセージ送信、QRコード読み取りなど、LINEならではの機能を活用した高度なサービス展開が可能です。
5. 高齢者にも使いやすいUI
LINEは高齢者の利用率も高く、「新しいアプリをインストールする必要がない」、「新しいアプリを覚えなくていい」ことが心理的ハードルを下げます。デジタルに不慣れな層に向けたサービス提供においても優れた選択肢です。
メディエイドでは、PHRアプリ「LiNQ-Palette(リンクパレット)」で提供する様々なミニアプリをLINE公式アカウント上でLIFFとして活用したさまざまなヘルスケアサービスの構築・開発支援を行っています。
■ 処方箋送信・オンライン服薬指導ができるLINE公式アカウント
LINE版LiNQ-Paletteでは、生活者・患者さんが処方箋画像をLINEから薬局へ送信し、オンライン服薬指導の予約・実施、決済まで一連の流れをLINE内で完結可能にしています。アプリ上で動作していた処方箋送信ミニアプリやオンライン服薬指導ミニアプリ、お薬手帳ミニアプリをLIFFで実現しています。
■ PSPアプリとしての注射記録・症状記録が可能なLINE公式アカウント
製薬企業向けには、患者支援プログラム(PSP|Patient Support Program)の一環として、自己注射の記録、副作用や症状の定期記録、服薬リマインダーなどの機能を搭載したLINEミニアプリを開発し、患者さんの治療継続やアドヒアランス向上に寄与しています。
メディエイドがPHRアプリ「リンクパレット」上で提供する様々なミニアプリをLINE公式アカウント上で動作させ、自治体や企業のニーズに合わせたヘルスケアLINE公式アカウントの開発にも対応可能と考えています。マイナポータル上の健診情報の閲覧、食事や運動の記録、バイタル測定結果の確認など、PHRを活用した住民・従業員向けの健康支援サービスの構築をLINE上で実現することもご支援可能です。
なお関連する情報は以下からご覧くださいませ。
▶PHRアプリ「リンクパレット」の詳細
https://services.mediaid.co.jp/phr-app/linq-palette
▶PSPアプリ開発の詳細はこちら
https://services.mediaid.co.jp/patient-app
▶PHR(パーソナルヘルスレコード)の詳細
https://mediaid.co.jp/phr/
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