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チャットボットとは、ユーザーからの質問や入力に対して、人間のように自動応答するプログラムです。カスタマーサポート、情報検索、予約など幅広く利用されています。従来は定型応答を組み合わせたルールベース型が主流でしたが、近年は自然言語処理(NLP|Natural Language Processing)や生成AI(LLM|Large Language Models)の進化により、より柔軟で自然な会話が可能になっています。
チャットボットは主に以下の流れで動作します。
1.理解:ユーザー入力の解析(意図や重要語の抽出)
2.検索/参照:FAQやデータベースから関連情報を取得
3.応答生成:テンプレートや生成AIで回答を作成
最近では、外部ナレッジを参照して回答するRAG(Retrieval-Augmented Generation)を組み合わせ、正確性を高める事例も増えています。
チャットボットは以下のようなケースで利用されています。
・顧客対応:よくある質問や手続き案内
・社内サポート:ITヘルプや人事・総務への問い合わせ対応
医療ヘルスケア分野では誤情報が患者の行動に直結するため、チャットボットの精度と安全性が特に重要です。この領域では主に次のアプローチが取られます。
アルゴリズム型(ルールベース/決定木/NLP型)
あらかじめ設計されたフローに沿って動作する方式。誤答が少なく安全性が高いため、患者向けFAQや予約案内などで多く採用されています。
RAG型(Retrieval-Augmented Generation)
外部データベース(診療ガイドラインや薬剤情報など)を検索し、その情報を基に生成AIが回答する方式。柔軟な質問に対応でき、根拠付きでの情報提供が可能です。医療従事者や専門スタッフ向けの支援に適しています。
実際には、まずアルゴリズム型で安全に導入し、将来的にRAG型を組み合わせて拡張するハイブリッド構成も増えています。
チャットボットは利便性を高め、運用効率を向上させる技術です。特に医療ヘルスケア分野では、アルゴリズム型とRAG型を適切に使い分けることが、安全性と信頼性を両立する鍵となります。
メディエイドでは、医療ヘルスケア領域においてチャットボット開発などを行なっております。例えば、生活者・患者向けPHR(パーソナルヘルスレコード)アプリ内でのFAQ支援などを検討・開発しています。チャットボット導入やAI活用に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。
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