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Googleヘルスコネクト

Googleヘルスコネクトとは?

Googleヘルスコネクト(Google Health Connect)は、Googleが提供する健康データ統合のためのAndroid OS内のAPIです。これにより、複数の健康管理アプリやヘルスケア機器が、クラウドを介さずにデバイス内部でデータを直接連携できるようになり、ユーザーは一元的に健康データを管理できる仕組みを提供します。運動データ、心拍数、睡眠データ、食事情報などを統合し、包括的な健康管理が可能です。

Google Fitとの違い

Google FitはGoogleの健康管理アプリであり、ユーザーのGoogleアカウントを通じてクラウド(Google Cloud)上に登録されているバイタルデータを管理するアプリです。バイタルデータをPHR(Personal Health Record)アプリで利用する場合には、Google Cloudの「Google Fit API」を利用してデータを取得する仕組みを開発する必要がありました。

一方、Googleヘルスコネクトはクラウドではなく、Android OS内部のAPIを介して、デバイス内で健康データをアプリ間で連携します。iOSにおけるHealthKitに相当する機能と言えます。この仕組みにより、バイタルデータがクラウドにアップロードされることなく、Android OS上でプライバシーが保護された状態でアプリ間でやり取りできる点が特徴で、特に、PHR(Personal Health Record)アプリとの連携で効果を発揮します。なおPHRアプリと連携する場合には、ヘルスコネクトアプリと連携する「Health Connect API」を用いてデータを取得する仕組みを開発する必要があります。なおGoogle Fitアプリは、iOSにおけるヘルスケアアプリに相当し、ヘルスケアデータを可視化するアプリとなります。

なおどちらを利用する場合も、通常のAndroidアプリのGoogle Playへの公開審査とは別に、Google社からの審査を通過しないと、機能を搭載したアプリを公開することができません。

Googleヘルスコネクト対応のアプリ

Googleヘルスコネクトでは、Androidスマホで計測された歩数の連携ができる他、以下のような各ヘルスケア機器が提供するヘルスケアアプリがGoogleヘルスコネクトに対応しており、これによって各ヘルスケア機器のデータをGoogleヘルスコネクトを介して、他のPHRアプリでもバイタルデータの利用ができるようになります。

  • Fitbitアプリ
  • スマートフォン健康管理アプリ「OMRON connect」(オムロン社)
  • 血糖値管理アプリ「メディセーフデータシェア」(テルモ社)
  • シチズンヘルスケア 健康予約 (シチズン・システムズ社)

GoogleヘルスコネクトのPHRアプリ対応

当社のPHRアプリ「LiNQ-Palette(リンクパレット)」では、Googleヘルスコネクトに対応しており、Googleヘルスコネクトを通じてヘルスケア機器からのバイタルデータを統合・管理します。Googleヘルスコネクトを使用することで、ユーザーの運動やバイタルデータをPHRアプリに反映させ、医療機関や薬局とデータを安全に共有することが可能です。

 


LiNQ-Palette(リンクパレット)のダウンロード

PHRアプリ「LiNQ-Palette|リンクパレット」のダウンロードは、アプリストアから無償でご利⽤いただけます。

 


PHRについての詳細な解説はこちら

PHR(パーソナル・ヘルス・レコード)は、生活者・患者が自身の健康情報をデジタルで管理し、必要に応じて医療機関と共有できる仕組みです。LiNQ-PadはこのPHRの活用をさらに促進します。

PHRの解説ページはこちら

 


サービスのお申し込み・お問い合わせ

PHRアプリ「LiNQ-Palette|リンクパレット」やPHRアプリとの連携サービス「LiNQ-Pad|リンクパッド」の詳細や導入に関するご相談は、以下のお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。ニーズに合わせた最適なソリューションをご提案いたします。またメディエイドの提供サービスも以下からご覧いただければと思います。

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