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クオリティ・オブ・ライフ(QOL)は「生活の質」を意味し、個人がどれだけ満足した生活を送れるかを評価する概念です。QOLは医療、福祉、心理学など多くの分野で使用されており、特に医療分野では患者の治療効果や生活の質を評価するために重要視されています。QOLは、身体的、精神的、社会的な面を総合的に評価し、患者がどれだけ健康で豊かな生活を送れるかを測る指標です。
医療分野では、従来の治療効果の指標であった生存率や治癒率に加え、患者の主観的な満足度や生活の質が治療評価の重要な要素となってきました。これにより、単に病気を治すだけでなく、患者が治療を受けた後も健康的で充実した生活を送れるかが重視されるようになっています。
QOLの指標として、以下のような国際的に認められた評価ツールが使用されています。
欧州で開発され、健康関連QOL(HRQOL: Health-Related Quality of Life)を簡易に測定できる調査票です。5項目(移動、身の回りの管理、日常生活、痛み・不快感、不安・ふさぎ込み)を3段階で評価し、VAS(Visual Analogue Scale)で患者の健康状態を自己評価します。
健康関連QOLを評価するための信頼性と妥当性を持つ科学的な尺度で、米国で開発され、現在では170カ国以上で使用されています。8つの尺度でQOLを評価します。
メディエイドでは、患者のQOLを向上させるために、様々なデジタルヘルスケアソリューションを提供しています。現在は、当社が開発した医療ヘルスケアアプリ「LiNQ-Palette(リンクパレット)」や、製薬企業と共同開発した患者向け支援アプリを通じて、患者の日々の症状管理をサポートしています。
また、創業当初にはがん患者向けのSNS「ライフパレット」を提供し、がん患者とその家族が病気体験を共有し、支え合えるプラットフォームを運営していました(2024年5月に運用終了)。
これらの取り組みを通じて、メディエイドは患者がより豊かで健康的な生活を送れるよう支援しています。
世界保健機関(WHO)は、1947年の健康憲章で、健康を「単に病気や虚弱でないことではなく、身体的、精神的、社会的に完全に良好な状態である」と定義しており、この定義がQOLの基礎となっています。
リンクパレット上では、さまざまなPHRミニアプリ機能を提供しています。また、このPHRミニアプリを利用して、高機能なPHRアプリを柔軟に開発する支援も行っております。
医療機関や企業でPHRアプリ開発をお考えの方、ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。