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全身性エリテマトーデス(SLE)患者向けアプリ「ハピるん」リリース

株式会社メディエイド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:矢島 弘士、以下「メディエイド」)と旭化成ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:青木 喜和、以下「旭化成ファーマ」)は、全身性エリテマトーデス(SLE)1)患者さん向けスマートフォン用アプリケーション「ハピるん」(以下「本アプリ」)をリリースしたことをお知らせします。

 


「ハピるん」開発の背景

SLE(全身性エリテマトーデス)は、若年女性に多く発症する自己免疫疾患であり、患者さんは日々の体調変化や治療の不安に直面しています。厚生労働省のデータによると、日本には約6万人以上のSLE患者さんがいるとされています。このような中で、患者さんが健康管理をより簡単に、そして効果的に行えるデジタルソリューションのニーズが高まっていました。

メディエイドは、これまでに培ったPHRアプリ「LiNQ-Palette|リンクパレット」の技術を活用し、患者さんと医療従事者の架け橋となる患者向けアプリ「ハピるん」を旭化成ファーマ社と開発しました。本アプリは、患者さんの治療体験を向上させ、健康に対する主体的な取り組みを支援します。


主な機能と具体例

1. 症状管理機能

  • 日々の症状を記録、医師への情報提供をスムーズに。
  • 例: 通院前に記録した体調データを確認し、診察時の医師とのコミュニケーションを効率化。

2. お薬情報の管理

  • 処方された薬の情報を登録し、管理。
  • 例: 薬局や医療機関で受け取った様々なお薬情報をアプリで簡単に管理。

3. 通院予定の管理

  • 診療の予定を簡単に確認・管理でき、通院リマインダーで通院予定を忘れることがありません。
  • 例: 次回の診察日を通知し、計画的な治療をサポート。

4. SLEの関連情報の提供

  • SLEに関する正確な疾患情報を提供し、患者さんやその家族が病気を理解を促進。
  • 例: 病気や治療法に関する情報をアプリ内で閲覧可能。

メディエイドの取り組み

メディエイドは、既存の「リンクパレット」で提供する様々なPHRアプリ機能を活用し、疾患ごとの特化型アプリを効率的に開発しています。「ハピるん」はその一例であり、患者さんと医療従事者をつなぐ新しい形のデジタルヘルスケアを実現しました。

今後も、ニーズに応じたPHRアプリ機能を組み合わせながら、疾患に合わせた患者向けアプリを柔軟に提供してまいります。

 


お問い合わせ

「リンクパレット」および「お薬パレット」に関する詳細や、メディエイドのPHR関連サービス導入についてのご相談は、以下のリンクよりご確認ください

▶ お問い合わせはこちら

またメディエイドが提供しているサービスは以下から参照していただければと思います。

▶ メディエイドの提供サービスはこちら

 

旭化成ファーマ株式会社のプレスリリースはこちら
https://www.asahi-kasei.com/jp/news/2022/me221122.html

 

1)全身性エリテマトーデス(SLE):SLEは、DNA-抗DNA抗体などの免疫複合体の組織沈着により起こる全身性炎症性病変を特徴とする自己免疫疾患です。発熱、全身倦怠感の他、赤い斑点(紅斑)などの皮膚症状、関節炎といった多彩な症状を全身の様々な場所に引き起こします。若年女性に好発し、発症年齢は20~40歳代であることが多く、寛解と増悪を繰り返して慢性の経過を取ることが多いとされています。日本でのSLE患者数は年々増加し、現在6万人を超える(平成24年度末現在の厚生労働省の衛生行政報告例から特定疾患医療受給者証所有者数および特定疾患登録者証所有者数の合計)とされています。

 

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